長い道のり
やっは、ケチらないでビジネスクラスにするべきだった!と太平洋の上でしょうもない事に後悔する。
飛行機で一番最低な席はB.E.Iの真ん中の席だ。
だが、幸いにも両隣が日本人であり、arrival cardの描き方を教えてくれた。だから私も隣の人にボールペンを貸してあげた。親切を分け与える土壌に日本人のしてのアイデンティティを異国の地でヒシヒシ感じるのは一人旅の醍醐味と言える。
更に機内でサンドイッチが買えるよ!とか普段接しないエリートサラリーマンに教えてもらい、些細な事かもしれないけど優しさが嬉しい。
一人旅は自分をとことん不安と孤独に追い込むから感性が鋭くなり普段感じない感情を得られる。
厳密に言えば普段忘れてるものを再認識してるのだが、、
だから両隣の2人に親切にしてもらったから狭い機内も快適に過ごせた。
だけど日頃の重労働が仇になり気圧の変化も手伝い腰と脚が異常に痛くなる!
エコノミー症候群になってからでは遅いので真ん中の席だろうが遠慮なく廊下やトイレに行き屈伸運動をする。
12時間のフライトを読書とNetflixと機内サービスの映画で暇を潰す。
飛行機の外が何時かわからないのでこの景色が月なのか太陽なのかわからないが、赤い球体が私の眠気を覚ます。
機内ではシャッター音があちこちで聞こえる。
「あ、日本人いっぱいいる笑」と気がつき妙に安心感を覚える。
余談だがスマホのシャッター音が鳴るのは日本だけであり、海外のスマホはならない。
なんでも痴漢、盗撮防止のためであるらしい。
なので外国でアジア人がシャッター音を鳴らしてたらほぼ日本人である。
そうこうして12時間耐えてようやくメキシコに到着!
私の左脚の甲のオカメと桜の刺青だが、海外と深くリンクしている。
刑務所では歩く時とか必ず左脚から進む。
桜は日本のシンボル。
オカメなどの面は何者にでも変われるという意味。
以上の組み合わせから、日本を一歩出た瞬間から私は何者にでも変われる。というニュアンスがある。
今までの自分とはおさらば。
そんな旅になればと思いメキシコで11時間のトランジットをやり過ごす、、、